チソツマブ ベドチン(遺伝子組換え)(テブダック®点滴静注用40 mg)の適正使用に関する協力のお願い


日本眼科医会会員 各位

公益社団法人日本眼科医会


 チソツマブ ベドチン(遺伝子組換え)(テブダック®点滴静注用40mg)(製造販売元:ジェンマブ株式会社)(以下、本剤と記載)は、「がん化学療法後に増悪した進行又は再発の子宮頸癌」を効能または効果として2025年3月27日に製造販売が承認されました。

 本剤は、従来の婦人科腫瘍の標準治療とは異なり、結膜炎、角膜炎、ドライアイなどの眼障害が現れることがあります。臨床試験では、これらの眼障害に加え、ごく少数ながら試験期間中に視力低下の回復が認められなかった患者も報告されております。そのため、本剤の添付文書(下記参照)において、投与開始前の眼科医による診察の実施および眼科医との連携の下で使用する旨の注意喚起がなされています。

 本剤の使用医師から日本眼科医会の会員の皆様に診察の依頼がありましたら、本剤の適正使用に関するご協力をお願いいたします。なお、ご協力いただく先生方への本剤の適正使用情報の提供(https://www.genmab-lab.jp/products/tivdak)のため、製造販売元のジェンマブ株式会社の担当者が先生方の施設を訪問する場合があるとのことです。日本眼科医会の会員の皆様には重ねてご協力をお願い申し上げます。


テブダック®点滴静注用40 mgの添付文書より一部抜粋

1. 警告

1.2 視力低下を伴う眼障害があらわれ、失明に至る可能性があることから、眼科医との連携の下で使用し、本剤の投与開始前に眼科医による診察を実施すること。また、投与中は定期的に眼の異常の有無の確認(問診、視診、眼球運動の評価等)を行い、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うとともに、眼科医による評価を行うこと。

 

8. 重要な基本的注意

8.1 眼障害があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、以下の事項に注意すること。

8.1.1 本剤投与開始前に眼科医による診察を実施すること。投与中は定期的に眼の異常の有無の確認(問診、視診、眼球運動の評価等)を行い、患者の状態を十分に観察すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導し、眼科医による評価を行うこと。

 

8.1.2 本剤投与中はコンタクトレンズの装着を避けるように患者に指導すること。


チソツマブ ベドチン(遺伝子組換え)製剤の使用にあたっての眼科医による診察について(284 KB)